ゲルハルト・オピッツさんのコンサート
2009年11月27日 日常きっかけは、オケが聞きたい友人のために「ぴあ」で適当な演奏会を探していたときの事。そういえば生まれてこのかた、いわゆる「巨匠」の生演奏を聞いていないなぁ。と思い、最近聞いているベートーベンの演奏会を調べたところ、手ごろなものを発見。
というわけで、本日は研究室を早引き(後輩のH君、実験見れなくてスマン。。)して、横浜のみなとみらいホールへ行ってきた。席は真ん中右寄りのポジション。演奏者の手元は残念ながら見えなかったが、音は大変よかった。
○曲目
1.ピアノソナタ「悲愴」
2.ピアノソナタ「月光」
3.ピアノソナタ「テンペスト」
4.ピアノソナタ「熱情」
※アンコールなし
<感想>
いやぁ、すごかった。聞き終わった後の充実感といったら。よく知っている作品だけに、聞いているうちに勝手にCDと比較しださないか不安だったが、見事にオピッツワールドに取り込まれてしまった。作品に対する取り組み方が半端ない。生音もいいなぁ、と再認識した。そして、ベートーヴェンは本当にいいものを後世に残したんだなぁと。
奏法としては、奇を衒わず全体の曲想を把握した上で個々の部分をしっとりと丁寧に演奏していた。特に左手の弾きかた、内声の歌わせ方、弱音の使い方がすばらしかった。右足の細かなペダリングも彼の演奏法の秘訣なのだろう。
特に心に残ったのは「テンペスト」の第3楽章と「熱情」。前者については聞いていて涙が出てきた。こんな演奏ができるんかぁ~!と。後者は作品としてのまとまりがよかった。3つの楽章に分割されているが、それらがお互いに齟齬を来すことなく一つの世界を構成していた。
「悲愴」、「月光」の第1楽章、「テンペスト」の第3楽章は自分も取り組んだ事があっただけに如何に自分が美しい部分をスルーして弾いていたかを気づかされた。名作は名演奏者あってのものだというオチ。
また聞きに行きたいのぉ。
というわけで、本日は研究室を早引き(後輩のH君、実験見れなくてスマン。。)して、横浜のみなとみらいホールへ行ってきた。席は真ん中右寄りのポジション。演奏者の手元は残念ながら見えなかったが、音は大変よかった。
○曲目
1.ピアノソナタ「悲愴」
2.ピアノソナタ「月光」
3.ピアノソナタ「テンペスト」
4.ピアノソナタ「熱情」
※アンコールなし
<感想>
いやぁ、すごかった。聞き終わった後の充実感といったら。よく知っている作品だけに、聞いているうちに勝手にCDと比較しださないか不安だったが、見事にオピッツワールドに取り込まれてしまった。作品に対する取り組み方が半端ない。生音もいいなぁ、と再認識した。そして、ベートーヴェンは本当にいいものを後世に残したんだなぁと。
奏法としては、奇を衒わず全体の曲想を把握した上で個々の部分をしっとりと丁寧に演奏していた。特に左手の弾きかた、内声の歌わせ方、弱音の使い方がすばらしかった。右足の細かなペダリングも彼の演奏法の秘訣なのだろう。
特に心に残ったのは「テンペスト」の第3楽章と「熱情」。前者については聞いていて涙が出てきた。こんな演奏ができるんかぁ~!と。後者は作品としてのまとまりがよかった。3つの楽章に分割されているが、それらがお互いに齟齬を来すことなく一つの世界を構成していた。
「悲愴」、「月光」の第1楽章、「テンペスト」の第3楽章は自分も取り組んだ事があっただけに如何に自分が美しい部分をスルーして弾いていたかを気づかされた。名作は名演奏者あってのものだというオチ。
また聞きに行きたいのぉ。
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